会社でt系インスタンスを使用していますが、
「CPUクレジット」についてちゃんと理解していなかったため、
簡単にまとめてみました。
EC2インスタンスについて
EC2インスタンスの種類
CPUの観点で、EC2インスタンスは以下の2種類に分けられる。
CPUクレジットはバーストパフォーマンスインスタンスに関連する
- CPU固定のインスタンス
- バーストパフォーマンスインスタンス
バーストパフォーマンスインスタンスとは
- CPU使用率にベースラインレベルを定義した上で、そのレベルを超えて CPU使用率をバーストさせることが可能
- ベースライン使用率とバースト機能は、CPUクレジットで管理している
- クレジット設定モード(スタンダード、Unlimited)によって挙動が異なる。具体的には以下
クレジット設定モード | CPU使用率 < ベースライン | CPU使用率 > ベースライン |
---|---|---|
スタンダード | クレジットを蓄積 | CPU 使用率を徐々にベースラインまで低下 |
Unlimited | クレジットを蓄積 | 最初に蓄積されたクレジットを使用 追加料金を払って余剰クレジットを消費してバーストを維持 |
CPUクレジットについて
CPUクレジットの計算方法
vCPU 時間の単位
- 1 CPU クレジット = 1 vCPU × 100% 使用率 × 1 分
- 1 CPU クレジット = 1 vCPU × 50% 使用率 × 2 分
- 1 CPU クレジット = 2 vCPU × 25% 使用率 × 2 分
ベースライン使用率の計算方法
ベースライン使用% = (獲得クレジット数÷vCPUs 数)÷60 分
獲得クレジット数
実行中のインスタンスが継続的に獲得するクレジット
1 時間あたりの獲得クレジット数 =ベースライン使用率 (%) × vCPU 数 (個)× 60 (分)
その他
- インスタンスのサイズによって獲得/蓄積できるクレジット数は異なる
- バーストパフォーマンスインスタンスによってクレジットの設定モードのデフォルト設定が異なる
参考
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