【コスパ最強】XserverからAWS Lightsailに移行してサーバー代が月350円になった話

AWS

こんにちは。れいです。

これまでXserverで本ブログを運営してましたが、運用費用を削減するためにAWS Lightsailに移行しました。

今回はその方法について解説します。

AWS Lightsailとは

AWSが提供しているVPS(Virtual Private Server:仮想プライベートサーバー)サービスです。

Amazon LightsailではWebサイトやWebサービスなどに必要な機能を、パッケージとして提供しています。

例えば、EC2を使ってWordpressを利用することもできますが、Wordpressのインストールなどの手間が発生します。

Amazon Lightsailでは、パッケージのひとつとしてWordpressがあるので、今回はそれを活用します。

また、以下がXserverとAmazon Lightsailの値段の比較です。

  • Xserver: 月1100円
  • AWS Lightsail: 月3.5USD(約月350円)

ざっくり、年間9000円安くなります。

そこで、私のAWSの勉強も兼ねて今回はXserverからAWS Lightsailに移行することにしました。

XserverからAWS Lightsailへの移行方法まとめ

早速ですが、ざっくり以下の手順です。

  1. AWS LightsailでWordpressを立ち上げ・設定
  2. お名前ドットコムでネームサーバーを修正する(お名前ドットコムでドメイン取得済の場合)
  3. conf.php の書き換え
  4. bitnami ロゴの削除
  5. WordPressのデータをエクスポートする
  6. WordPressのデータをインポートする
  7. https化

1. AWS LightsailでWordpressを立ち上げ・設定

まずは以下のAWS公式サイトを元に、AWS LightsailでWordpressを立ち上げ、設定を進めましょう。

基本的には以下の記事のまま設定を進めればOKです。

チュートリアル: Amazon Lightsail で WordPress インスタンスを起動して設定する | Lightsail ドキュメント

2. お名前ドットコムでネームサーバーを修正する(お名前ドットコムでドメイン取得済の場合)

お名前ドットコムで取得したドメインは、現状、移行前環境のサーバに紐づいています。

1.の環境でAWS環境用のネームサーバが取得できるので、以下を参考にお名前ドットコムで設定しましょう。

ネームサーバーの変更|お名前.com Navi ガイド|ドメイン取るならお名前.com
お名前.com Naviへのログイン方法やログインに必要なID・パスワードの再発行方法、ドメイン移管、DNSレコードの設定、レンタルサーバーの申し込みなど、各種手続き方法をご確認いただけます。

この設定が反映されるまでに1~2日かかります。(私の場合は、2日かかりました)

反映後に、これまで使っていたドメインでアクセスするとAWS Lightsail上のWordpressが表示されます。

3. conf.phpの書き換え

Lightsail のコンソールから、ターミナルを起動します。

以下コマンドを入力します。

sudo nano /opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs/wp-config.php

以下のドメイン部分を変更してください。

// $_SERVER['HTTP_HOST']と書いてある行はコメントアウト
//define('WP_SITEURL', 'http://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/');
//define('WP_HOME', 'http://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/');
define('WP_SITEURL', 'https://ドメイン名.com');
define('WP_HOME', 'https://ドメイン名.com');

4. bitnami ロゴの削除

現状だと、Wordpress画面右下にbitnamiロゴが表示されるので削除します。

Lightsail のコンソールから、ターミナルを起動し、以下を実行します。

sudo /opt/bitnami/apps/wordpress/bnconfig --disable_banner 1
sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache

5. WordPressのデータをエクスポートする

WordPressのプラグインである「All-in-One WP Migration」を利用して、移行前環境のWordpressデータをエクスポートしましょう。

実際のエクスポートの方法は検索すれば色々と出てきます。

例えば、以下の記事などが参考になるかと思います。

All-in-One WP Migration を使ってWordPressを引っ越しする時の注意点とアップロードサイズを増やす方法
プラグイン All-in-One WP Migration を使って WordPresssサイトを引っ越しする時の注意点やアップロードサイズをプラグインで増やす方法のご紹介です。

6. WordPressのデータをインポートする

エクスポートと同様に、「All-in-One WP Migration」を利用して移行前環境のWordpressデータをAWS環境にインポートします。

しかし、最新の「All-in-One WP Migration」では、インポートできるファイルサイズが小さいため、少し古いバージョンのプラグインを使用してインポートします。

ここら辺に関しては以下の記事が非常にまとまっているので、これをみながらインポートしましょう。

【2021年版】5GB 無料でAll In One WP Migrationの容量の制限を上げてインポートする方法 | ぷりくろ.com
無料でAll In One WP Migrationの容量の制限を上げてインポートする方法 今回ご紹介する方法で、インポート容量の制限を5GBまで無料で増やすことが出来ます。 ブログの引越し、移行中に発生する問題ですが、難なく解決することができるので是非試してください。

ここまでやると、移行前環境と同じ環境に戻ります。

7. https化

現状だと、https化されていないので、https化しましょう。
以下のAWS公式サイトの記事を参考に進めればOKです。

チュートリアル: Amazon Lightsail の WordPress インスタンスで Let's Encrypt の SSL 証明書を使用する | Lightsail ドキュメント

ただ、証明書を3ヶ月ごとに更新する必要があるので、そこは注意です。
(cronなどで自動更新したいのですが、やり方が分かったら追記します)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はXserverからAWS Lightsailへの移行する方法についてまとめました。

今回の移行でサーバー代が月350円になり、年間9000円安くなったのでありがたいですね。

ブログのサーバー代を節約したい人はぜひ試してみてください。

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