こんにちは。れいです。
数ヶ月前に大手からベンチャー企業にエンジニア転職しました。
自分の振り返りとして、入社後にやっておいて良かったことをまとめます。
入社後にやっておいて良かったこと
分からないことは愚直に聞く
分からないことは愚直に聞きながら仕事を進める姿勢は良かったと思います。
なぜなら、入社当初は、分からないことをなんでも聞けるボーナスタイムだからです。
入社当初であれば、周りの先輩エンジニアはあなたのことを気にしてくれます。
私の場合は、実際に先輩エンジニアやCEOから「分からないことがあれば、いつでもチャットやビデオ会議OKです」と言ってもらっていました。
前職と比べて使用技術やコミュニケーションツール、文化が全く変わったので、分からないことはなるべく質問するようにしました。
例えば、恥ずかしながら、gitの使い方に関しても普通に質問していました。
「聞いてばかりだと周りの時間を奪うことになるので、質問しづらい」と思う方もいるかもしれませんが、確かにその通りです。
私の場合は以下のことに気を付けて質問していました。
- 常に仮説を持つ
- 「分からなくて立ち止まっている時間が会社としてもったいない」と考える
- 「今教えてもらって早く独り立ちできれば、先輩エンジニアの負担が軽くなる」と考える
今では他のエンジニアと同じように業務をある程度まわせるようになったので、(周りのエンジニアはどう思っているかは分かりませんが)結果として良かったと考えています。
分からないことはその場で解消しないと後々辛いので、愚直に質問して解消しましょう。
今の仕事に対する気持ちを正直に周りに伝える
今の仕事に対する気持ちを適宜、周りに伝えることを意識していました。
周りに忖度して思ったことを言わない人もいますが、言えるときになんでも言っておいた方が良いです。
例えば、私の会社では定期的に1on1ミーティングを実施しますが、その際に忖度なしに以下のことを伝えました。
- AWSを扱うプロジェクトに参画したい
- コーディング業務にもっと携わっていきたい
- 今の仕事のプロセスの●●を改善した方が良い
言い続けた結果として、今はAWSに関わる業務やコーディング業務を担当させてもらえるようになりました。
言ったことが全て叶うわけではないですが、言うことで自分のやりたいことが実現するのであれば声を上げるべきです。
ただ、後述しますが、スキルやポテンシャルがないのに「●●をやりたい」と言っても実現しないので、自分なりに事前に勉強したり努力する必要はあります。
将来のキャリアパスを常にイメージしながら業務に取り組む
目の前の仕事に没頭していると忘れかけてしまいますが、自分の将来のキャリアパスを常にイメージしながら業務に取り組むことを常に意識していました。
私の場合は将来的にフリーランスエンジニアになりたいと考えており、フリーランスエンジニアになるために必要な経験を本業を通じて獲得したいと考えています。
このように将来のキャリアパスをある程度明確にすることで、目の前の仕事への向き合い方が変わります。
例えば、「システムの保守運用」はフリーランスを目指すのであればあまり生かされないです。
一方、AWSに関してはフリーランスエンジニアになるために必要なスキルなので、AWSの設計・構築などのタスクがあれば積極的に手をあげています。
私の場合は手をあげるだけではなく、積極的にAWS関連の資格を取得し、AWSに関して知見があることをアピールしたことでAWS関連の仕事を任せてもらえるようになりました。
将来のキャリアパスを考えないで仕事をしていると、目の前の仕事を終わらせることだけを考えてしまい、仕事に対するモチベーションも下がってしまいます。
中長期的な視野で自身のキャリアパスを描き、それを実現するために目の前の仕事に取り組むことは意識して良かったと思います。
ドキュメンテーションを丁寧に行う
エンジニアとして仕事をしていると、環境構築・デプロイ手順の整備や各種設計書の作成など、ドキュメンテーション業務が発生しますが、これらを常に丁寧に実施することを意識しました。
理由は主に以下です。
- 業務の属人化を避けて、いつでも手離れできるようにするため
- 周りと差別化できると考えたため
それぞれ深掘りします。
業務の属人化を避けて、いつでも手離れできるようにするため
私は新しい技術や知見を得るためにも、いつでも新しいプロジェクトに参画できるようにしたいと考えています。
そのためには、現在参画しているプロジェクトをいつでも離脱できるようにする必要があります。
そこで、ドキュメンテーションに関しては自分が得た知見を全て書き下すことで、他のメンバーがジョインした時もスムーズに業務に取り組めるようにしたいと考えています。
周りと差別化できると考えたため
前職の大手と比べて、今いるベンチャーではドキュメンテーション力がそこまで高くないと感じていました。
例えば、既存の構築手順通りに作業をしてもうまくいかないことが多かったり、書くべき内容が書かれていないことが多々ありました。
そこで、私は自分のためにも周りのためにも丁寧にドキュメンテーションすることを意識しています。
実際に先輩エンジニアやCEOからドキュメンテーション力について高く評価して頂き、自分がやりたい仕事をアサインしてもらえるようになりました。
エンジニアに限らずかもですが、ドキュメンテーション力はどこにいっても必要な力なので、常に意識高く取り組むと良いです。
理解して徹底的に「真似」をする
理解した上で徹底的に「真似」をすることは意識して良かったです。
なぜなら、自己流では周りが受け入れづらいからです。
例えば、既存システムの改修案件を実施しましたが、既存のソースコードの書き方を徹底的に真似して対応しました。
これにより、これまで使用経験のないフレームワークでの開発でしたが、PR時に指摘を最小限にでき、納期内に無事対応することができました。
理解せずに真似をするのは良くないですが、理解した上で徹底的に真似することで業務を効率的に実施できるのでおすすめです。
常にデスク環境の改善を図ること
少しでも業務を効率的に行うためにも、常にデスク環境の改善をしていたことは良かったです。
私は現在リモートワークで仕事をしていますが、今までは以下のようなデスク環境でした。
- PC+モニターのデュアルモニター構成
- キーボードは会社支給PCに付属しているものを使用
- イスは入居時にすでに備え付けられていたものを使用
しかし、ベンチャーに入社後に以下の課題が出てきました。
- Slack等のチャットツールで頻繁に連絡がくるので、常にSlackを開いておきたい
- 業務中にメモやTODOを整理するために、常にメモ帳を開いておきたい
- 会社支給PC付属のキーボードが打ちづらくて疲れる
- イスと机の高さが合っておらず、仕事中の姿勢が悪い
そこで、以下のようにデスク周りの環境を改善しました(一部は会社の経費で購入)
- 新しくモニターを2つ用意し、4つのモニターで作業
- 外付けのキーボードを新しく購入
- イスは高さを調整できるものに変更
今は納得のいくデスク環境で仕事が出来るようになり、Slackの返信忘れがなくなったり、仕事中の姿勢が改善されたので、これまでよりも生産性が劇的に向上しました。
デスク環境次第で仕事の生産性がガラリと変わるので、少しでも改善できる箇所があればどんどん改善することをおすすめします。
自分以外のタスク含めて自分事として捉えて業務に取り組む
自分のタスクはもちろんですが、自分以外のタスク含めて自分事として捉えて業務に取り組んでいて良かったです。
なぜなら、周りから評価してもらえるからです。
例えば、今ジョインしているプロジェクトでは定期的なクライアントとの打ち合わせで進捗報告をしますが、自分のタスクはもちろんのこと、自分以外のタスクも状況を把握した上で打ち合わせに臨んでいます。
常にこの思考で業務に取り組んだ結果、「自分でどんどん解決できていて素晴らしい」とCEOから褒めてもらえました。
大手と違ってベンチャーは少人数かつCEO含めて周りとの距離が近いので、自分で意欲的に取り組んだ分だけ評価してもらえます。
意欲的に取り組んで上手くいっても失敗しても良い方向に評価してもらえるので、常に自分の頭で考えて仕事に取り組むことは大事だなと改めて感じます。
まとめ
いかがでしたしょうか。
今回は大手からベンチャー企業にエンジニア転職した私が、入社後にやっておいて良かったことについて紹介しました。
これからエンジニア転職する方の参考になれば幸いです。